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明日館とは
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修理工事記録
 ●窓
 前庭に臨むホールの大きな窓は、明日館の顔ともいえる部分です。ライトは限られた工費のなかで、いかに空間を充実させるかということに尽力しました。それはこの窓一つにも明確に表れています。ライトは建物全体の意匠を幾何学模様にまとめ、ホールの窓には高価なステンドグラスを使用する代わりに、木製の窓枠や桟を幾何学的に配して工費を低く抑え、かつユニークな空間構成を実現したのです。
 ●六角椅子
 ホールに置かれたこの椅子は、旧帝国ホテルで使用されていたピーコックチェアにも似た、六角形の背に水平のスリットが特徴的です。ライトもしくは遠藤がデザインしたと考えられます。ライトは家具も建物の一部と考えていました。つまり円型の建物には円を基調としたデザインを、六角型の建物には六角形の家具というように、常に建物と家具との調和を考えていました。
 ●壁画
 今回の修理工事で発見された大きな収穫の一つとして、このホールの壁画が挙げられます。壁画そのものの存在は、以前から古い写真等で確認されていたのですが、厚く塗られた壁の下に現在まで色鮮やかに残されていたのは大きな驚きでした。
 
 この壁画は創立10周年を記念して、当時、学園の美術教師を務めていた美術家・石井鶴三の指導の下、生徒たちの手によって描かれました。「見よ、火の柱、雲の柱…」という旧約聖書出エジプト記に材をとった、自由学園校歌の一節がモチーフとなっています。