明日館の設計者フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)は、アメリカ合衆国が生んだ20世紀を代表する建築家の一人です。日本では、旧帝国ホテルの設計者として名を知られていますが、90年以上の人生の中で、800以上の計画案を遺し、そのうち400棟ほどを実現させている多作家としても有名です。
1867年にウィスコンシン州リッチランド・センターで生まれたライトは、1893年、住宅作家として独立、終生一貫してより豊かな人間性の保証に寄与する建築、つまり「有機的建築」の理想を追求し続けました。作品の殆どが彼の母国アメリカ合衆国の各地に残っており、代表作としてはカウフマン邸(落水荘)、グッゲンハイム美術館などがあります。
彼は「貧富の別なく人間は豊かな住生活が保障されるべきである」という信念を実践し、人々の生活の拠点を作り続けました。明日館は学校として設計された建物ではありますが、「家庭的雰囲気の中で子供たちにのびのびとした教育を与えたい」という創立者の思いを、ライトは見事に形にしたと言えましょう。 |
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Courtesy the Frank Lloyd Wright Archives,Taliesin West,
Scottsdale, Arizona. |